"www.welovespice.com" 〜『カリーは医食同源 越中富山の地からエスニック&スパイス料理を』
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糖尿病

糖尿病とは・・・
糖尿病の発症原因はまだ明らかではなく、自己免疫や種々の遺伝環境因子によって発症すると考えられています。
共通に認められる体の異常としては、膵臓から分泌されるホルモンの一つであるインスリンの欠乏、あるいは
その作用を阻害する因子などによって、インスリンの効果が十分に発揮されないことです。
インスリンは血液中のブドウ糖を細胞に送り込み、エネルギーに変えたり脂肪やグリコーゲンに変えて蓄える働きがあります。
このインスリンが作用しなくなるとブドウ糖は血液中にとどまり血糖が高くなり、神経や内臓に影響を与えます。
糖尿病でこわいのは、三大合併症といわれる糖尿病性の神経障害網膜症腎症を引き起こすことです。

糖尿病の原因は遺伝的要素に加え、過食、高脂肪・高カロリー食、運動不足、喫煙、アルコールの摂り過ぎなどの生活習慣が
考えられています。自分で気がつく症状としては、体がだるく、疲れやすい、のどがかわき、しきりと水を飲む、
夜間寝てからでも水を飲む、尿の回数が多く尿量も多い、空腹感が強く、やせる、手足のしびれ、神経痛が起こる、
目がかすむ、陰部のかゆみ、おできができやすく治りにくい、性欲が減退しインポテンツが起こるなどです。

食事をしたあとには必ず血糖値があがります。健康な人は、血糖値が上昇するとインスリンの分泌量も増え、
血糖値は一定の範囲に保たれますが、糖尿病の人は食後の血糖値の上昇に比べて、インスリンの分泌が遅れてしまうため、
時間がたってもなかなか血糖値が下がりません。このため、糖尿病の人は、食後の急激な血糖値上昇を防ぐ必要があります。
野菜や海藻、きのこに含まれる食物繊維は血糖値の急激な上昇を抑制してくれる重要な栄養素です。
食物繊維は小腸で食物が消化・吸収されるときに、炭水化物の吸収をゆるやかにする働きがあるのです。
また、糖尿病予防のための食習慣としては、1. 甘いものや油っこいものは控える、2. 決まった時間にゆっくり食べる、
3. 野菜をたっぷりとる、4. 調味料のつけすぎに気をつける、5. 「ながら食い」はやめる、6. お茶碗は小ぶりのものを
と、これら6つのことを守って予防しましょう。

糖尿病合併症の予防に役立つ補助剤はビタミンB6、C及びE、ピコリン酸クロム、マグネシウム、マンガン、リン、亜鉛などで、
これに加えてオメガー3及び、オメガー6脂肪酸があります。

糖尿病とスパイス&ハーブ〜
フェネグリーク種子の約半量は可溶性繊維で、血糖値の制御に役立つ6種の化合物類を含んでいます。
またフェネグリークは善玉コレステロール(HDL)の血液内レベルを増加させて、総コレステロールを低下させるので、心臓血管疾患の予防にも役立ちます。

タマネギは、アジア、ヨーロッパ及び中東において、糖尿病を治療する食物として長い伝承的使用の歴史を持っています。
特にその外皮には、糖尿病網膜症のような糖尿病にしばし伴う眼障害に役立つ化合物であるケルセチンを多く含みます。
タマネギと同様に、ニンニクは血糖レベルを調節する効能をもっています。
できれば、生食か、あるいは食物中に入れてわずかに加熱して摂ることをお勧めします。
紅茶には抗糖尿活性を持つことがわかっています。
ゲッケイジュ、シナモン、チョウジ及びターメリックは血糖レベルの調節に優れています。