"www.welovespice.com" 〜『カリーは医食同源 越中富山の地からエスニック&スパイス料理を』
越中富山の地からスパイスと健康の情報を発信!「カリーは医食同源」を合言葉にマレー料理、スパイス料理のレシピを公開します
自然にあるものをやさしく体に取り込むこと、これがアジャンタの考える「医食同源」です

「医食同源」という言葉は、古くは「薬食同源」とも言われ、
食品のなかの薬的な側面をフルに生かし、食べ物で体調の不良を治そうという、
「食事=薬」を表した言葉なのです。
これは、薬を飲んで体の中の細菌を殺すことに主眼をおく西洋医学ではなく、
細菌への攻撃より人体の活力を増進させることに主眼をおく漢方医学に基づいたものです。

皆さん、どこかで「五臓六腑」という言葉を耳にしたことがあると思います。
「五臓六腑」とは身体の色々な機能を持つ五つの臓と六つの腑で系統立ててとらえたものです。
五臓には「心」、「肝」、「腎」、「脾」、「肺」が属し、六腑には「胆」、「胃」、「小腸」、「大腸」、
「膀胱」、「三焦」が属しています。健康とはこの「五臓六腑」が正常に機能している状態のことで、
これが乱れると、身体不調が現れます。
病気とは、身体不調が長期化したことで生じた変異や結果のことだと考えます。

「五臓六腑」は私たちが毎日摂っている食べ物から栄養を吸収し、エネルギーに換えて
体を動かせるようにし、また不要物を体外に排出させるというような、
私たちが行えるすべての行為を担っています。
私たちが食べるのをやめない限り、「五臓六腑」は外部から取り込まれる食に触れ、
常に食の影響を受けているのです。
つまり、毎日の食事の管理が「五臓六腑」の管理に、そして自分自身の健康の管理に
つながっているということなのです。簡単に言えば、「食事で元気になろう」という、
昔から日本にあるごく自然な考え方が「医食同源」なのです。

体のことを考えて、自然にあるものをやさしく体に取り込むこと、これがアジャンタの考える「医食同源」です。
アジャンタでは、スパイス、ハーブ、和漢生薬を普段の食事に取り入れ、
健康で病気になりにくい体質作りと予防を提案しています。
特に、ガン予防と生活習慣病の予防には規則正しい生活と、栄養バランスの摂れた食事、
そして何より食事を家族・友人・恋人とおいしく楽しく摂ることが大切だと思います


参考文献

・和漢薬の辞典 2002年6月25日
   編集 富山医科薬科大学和簡約研究所
   監修者 難波恒雄
   朝倉書店

・日本薬草全書 監修 水野瑞夫
   編集 田中俊弘

・機能食品ガイド 2004年8月20日
   編集者 吉川敏一/辻 智子
   発行者 野間佐和子
   発行所 株式会社 講談社

・五訂増補 食品成分表2006
   監修 医学博士 香川芳子
   女子栄養大学出版部

・ハーブスパイス館
   発行者 田部井満男
   発行所 株式会社 小学館

・デュークグリーンファーマシー
   著者 James A.Duke,Ph.D.

・フーズ・メディカ 食の医学館
   発行者 八巻孝夫
   発行所 株式会社 小学館