夏バテ

　夏バテとは、暑い季節に起こる疲労や倦怠感(体のだるさ)のことです。とくに近年、冷房の普及や
気密性の高い建物の増加、地球温暖化などによって温度差の激しい生活を強いられがちとなり、自律神経に変調が生じて、「だるい」、「食欲がない」、「眠れない」などの不調を訴える人が多くなっています。
疲労や倦怠感が続くときには、エネルギー代謝や、乳酸の代謝にも関わっているビタミンB1、
不足すると脱力感を起こしてしまうカリウムなどの栄養素を含む食品を摂取するようにしましょう。
ビタミンB1は、豚肉、ウナギ、大豆などのほか、麦や胚芽米にも多く含まれているので
日頃から麦ご飯や、胚芽米を主食にすれば、同時にカリウムも摂れて夏バテを予防することができます。
また、カリウムは、インゲンマメ、アボガド、イモ類などに豊富です。

疲れを感じるときは、ついコーヒーや紅茶でホッとしたくなると思いますが、カフェインは体から
ビタミンやミネラルを排出する働きがあるので、疲労を感じている人は、とりすぎに注意しましょう。