"www.welovespice.com" 〜『カリーは医食同源 越中富山の地からエスニック&スパイス料理を』
越中富山の地からスパイスと健康の情報を発信!「カリーは医食同源」を合言葉にマレー料理、スパイス料理のレシピを公開します

高血圧

人間の体は、全身に血液を送るために心臓に血液をためますが、このとき心臓は拡張していて、血管に強い圧力が かかっていない状態にあります。この状態での圧力が一般に「下」といわれる血圧値です。
一方、心臓にためられた血液が一定量になるとそれを一気に送り出そうとします。このとき、心臓は収縮して 血液を押し出そうとしますが、これが一般に「上」といわれる血圧値です。
高血圧症は、上、下ともに持続的に最大血圧が140mgHG以上、最小血圧が90mgHG以上の状態にあるものをいいます。

高血圧の症状としては、頭痛や肩こり、めまい、耳鳴り、のぼせや動悸、疲れやすいなどの自覚症状が現れます。
高血圧が進むと動脈硬化となり、さらに脳出血脳梗塞狭心症心筋梗塞心肥大腎不全といった病気を招いてしまうこともあります。高血圧は原因が明確でない「本態性高血圧症」と呼ばれるものと、 血圧上昇の原因となる明らかな病気がある「二次性高血圧症」とがあり、高血圧症の9割が複合的な要因で発症する本態性高血圧症です。
いくつかの原因のうち、重要なものとしては、塩分の摂りすぎ、喫煙、飲酒、運動不足、加齢、遺伝などがあります。
食生活を見直すことが高血圧の予防と改善につながります。とくに塩分摂取を制限することが重要になってきます。
また、適度な運動は血圧が高い場合は下げ、低い場合にはあげてくれるという効果があります。

〜高血圧とスパイス&ハーブ〜
十分に野菜を食べることで、血圧を正常化し、心臓病を予防すること以上に、癌、肥満、糖尿病及び便秘の予防に役立ちます。
野菜は何でもいいですが、セロリ、クズ、トマトは特にお勧めします。セロリは、高血圧を下げる伝統的な中国医学において長い間推奨されてきた野菜です。
クズは、実験動物の血圧を15%下げた化学物質である、プエラリンを含んでいます。プエラリンはビタミンEの100倍の抗酸化活性によって、高血圧のほか、心臓病及び癌の予防に役立ちます。
トマトは、血圧低下に役立つ化合物であるγ−アミノ酪酸に富んでいます。
また、ハーブではニンニク、サフランをお勧めします。
ニンニクは血圧の正常化に役立つばかりでなく、コレステロールも下げてくれます。高価なハーブであるサフランは、クロセチンと呼ばれる血圧低下化合物を含んでいます。 これら野菜やハーブを「野菜スープ」として、フェンネル、オレガノ、コショウ、バジル及びタラゴンなどのスパイス類を組み合わせるとよいでしょう。