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ホウレンソウ

ほうれん草 写真
〜がんや貧血、動脈硬化の予防に効く優良野菜〜

ホウレンソウには、カロテンをはじめ、ビタミンB1、B2、C、E、鉄、マンガンなど、
豊富な栄養成分が含まれています。
しかし、ホウレンソウの栄養的な特徴をいえば、なんといっても鉄分が豊富なことです。
鉄分は、貧血予防に欠かせないもので、女性はとくに意識的に摂りたい栄養素です。
また、ホウレンソウにはこの鉄分と共に欠かせない成分、葉酸が多く含まれています。
葉酸は鉄分と違ってあまりなじみがありませんが、
造血ビタミンと呼ばれ、鉄分と同様貧血予防に効果を発揮します。
ホウレンソウをたくさん食べて鉄分を多くとっても、実際体内に吸収されるのはほんの2〜5%です。
効率よく鉄分を採るには、卵や魚、肉類と一緒に食べ、食後のコーヒー、紅茶を控えるように心がけましょう。
ホウレンソウは結石の原因になるシュウ酸が多いといわれます。
このシュウ酸は、ホウレンソウの(アク)の成分です。
茹でて水にさらすと溶け出すのでよほど大量に食べなければ大丈夫です。

ホウレンソウはカフカス地方からイランにわたった野生種で、ペルシア(現イラン)で栽培が始まったとされています。
日本には16世紀中期、中国から東洋種が渡来し、唐菜や赤根菜の名で各地に広まりました。
西洋種は19世紀後半以降に導入され、現在では東洋種と西洋種の混雑種が育成され広く栽培されています。

東洋系品種
東洋種は中国で秋播き栽培で成立したと思われ、寒さには比較的強いです。
葉には切れ込みがあり、薄くて葉先が尖り、根は赤色が濃く土臭さは少ないのが特徴です。
歯切れがよく淡白な味がします。

西洋系品種
西洋品種はイランから西進し、北ヨーロッパで品種改良されたものです。
春から夏播きに適していて、多くが丸種で、葉は切れ込みがないものが多くて厚く、根は淡く、やや土臭い品種が多いです。

一代雑種
葉肉が厚くとう立ちの遅い西洋種の性質と、味がよく耐病性の高い東洋種の性質、両方の優れた特性を取り入れた
栽培しやすく収量の多い一代雑種の品種が次々に生み出されました。
アクが少なく、生食に適したサラダ用ホウレンソウとして市販されている品種も一代雑種です。