ジャガイモ

〜豊富なカリウムとビタミンCが高血圧を予防〜
ジャガイモの主成分はでんぷんというイメージが強いと思いますが、
ビタミンB1、C、食物繊維も多く含まれています。
特にビタミンCは、りんごの8倍もあります。普通ビタミンCは水や熱で壊れやすいですが、
ジャガイモのでんぷん質がビタミンCを保護するので、壊れず体内に吸収できます。
また、ジャガイモの特徴はなんと言ってもそのカリウムの含有量の多さです。
カリウムは、体内のナトリウムを排泄し、血圧を下げる働きをするので
高血圧や腎臓の機能低下の予防に有効です。
また、カリウムにはアレルギー体質を改善する作用も分かっています。
カリウムは、熱に強く水に溶けやすい性質があるので食す際は、煮汁ごと食べるようにしましょう。
ジャガイモの芽には、ソラニンという有毒物質が含まれています。
芽が出てしまったものはなるべく食べないようにしましょう。
原産地の南米アンデス高地では昔から主要食糧として栽培され、ヨーロッパへは16世紀初めに導入されました。
日本へは1601年オランダ船がジャガタラ(現ジャカルタ)から長崎へ導入、ジャガイモと呼ばれるようになり
本格的な栽培は明治時代以降です。
明治期は海外の品種が栽培されましたが、大正時代に入って国内で品種改良がすすみました。
ダンシャクイモ
アメリカで発見された変異系統で日本へは函館の川田男爵が英国から導入、普及させました。
早生で栽培しやすく、全国で生産されている主要食用品種です。
イモは球形で目がやや深いが白肉、粉質で食味がよいため人気があります。
粉吹きいも、コロッケ、ポテトサラダに適しています。
メークイン
英国品種で、春においしくなることから命名されたといわれています。
中生、多収ですが、過繁殖しやすく、イモも奇形になりやすいため栽培はむずかしいです。
イモは長卵型、肉色は黄白色、肉質はなめらかでやや粘質ですが、完熟したイモは煮くずれします。
※ 完熟したおいしいジャガイモの見分け方は、皮が細かくひび割れした感じで、触るとザラザラしています。
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