"www.welovespice.com" 〜『カリーは医食同源 越中富山の地からエスニック&スパイス料理を』
越中富山の地からスパイスと健康の情報を発信!「カリーは医食同源」を合言葉にマレー料理、スパイス料理のレシピを公開します

タマネギ

玉ねぎ 写真
〜アリシンが血液をかたまりにくくして動脈硬化を予防〜

タマネギを切っていると鼻にツンときて涙がでてきた経験は皆さんあると思います。
これは硫化アリルという成分で、炒めたり煮たりするとプロピルメルカプタンという甘みのある成分に変化します。
この硫化アリルの1つであるアリシンの主な働きは善玉コレステロールを増やし、血小板がでるのを抑え、
高血圧や動脈硬化、脳卒中、脳梗塞の予防に効果が期待できます。
また、ビタミンB1の吸収を高め、新陳代謝を活発にするので
心身の疲れや夏バテ、イライラ、不眠症などに有効に働きます。
古代エジプトでは、ピラミッドを築く労働者にはにんにくとたまねぎを食べさせたという記録もあるくらいです。
生で食べると硫化アリルを効率よく摂取できます。
ただし、水につけすぎると硫化アリルが逃げ出してしまうので2〜3分にしておきましょう。

タマネギは中央アジアの原産で、紀元前27〜25世紀のエジプトで栽培されていた記録があります。
日本のタマネギは明治時代から本格的な栽培が始まり、近年は野菜の中で収穫量第3位を占める重要野菜となっています。
タマネギは生で食べたときの辛味の強弱によって辛味品種と甘味品種に、また球の色によって
「黄タマネギ」「赤タマネギ」「白タマネギ」に分けられます。
日本では一部の赤タマネギ以外ほとんど辛味品種で、辛味の強い黄タマネギが圧倒的に多いです。
炒め物、煮込み物、天ぷら、和え物と用途は広く、ソースとしても利用されます。