"www.welovespice.com" 〜『カリーは医食同源 越中富山の地からエスニック&スパイス料理を』
越中富山の地からスパイスと健康の情報を発信!「カリーは医食同源」を合言葉にマレー料理、スパイス料理のレシピを公開します

ナス (茄子)

〜ナスニンが動脈硬化やガン予防に力を発揮〜

ナスには「熱を冷ます」「血液の循環をよくする」「痛み止め」「尿の出を良くする」などの作用が知られています。
「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざがありますが、これはナスが体を冷やすため、
流産などを避けるようにとの意味があります。
ナスは90%以上が水分で栄養的にはそれほど期待できませんが、ナス特有の鮮やかな紫色には力があります。
ナスの紫色はナスニンという色素で、コレステロール値を下げて動脈硬化を防ぐ働きがあります。
切り目が黒くなるのはポリフェノールの一種が原因で、このポリフェノールは活性酸素の精製を抑え、
老化やガンを防ぐ作用があります。

ナスは日本では8世紀から記録があり、現在は全国的に長卵または中長形が栽培されています。
へたに棘があり、果皮がいたみやすく病虫害が多いなど、生産上は扱いにくい面があり
栄養価も乏しいとされてきましたが、淡白な味で和洋中華や漬物などに幅広く利用され、一定の需要を保っています。

丸ナス
果実は大きく丸形、濃紫色です。
肉のしまりがよく、味噌漬けや煮物のほかに油炒めや揚げ物にも向いています。

中長ナス
関西と東海を中心に各地に分布し、丸ナスや長ナスの分布域にも広がります。
果実は12〜15cmの長卵または中長形です。

長ナス
東北と関西以西に分布し、果実の長さが20〜25cm程度で、東北型が早生から中早生で
果肉がしまり漬物に適するのに対して、西南型は中生から晩生で、果肉がやわらかく漬物には適しません。

米ナス
ブラックビューティなどの米ナスは欧米系の大型品種を日本で改良したもので、
日本のナスと異なり、へたや茎葉が緑色で、果実が楕円形です。
果皮、果肉ともにかたいため漬物には向かず、輪切りにして焼き物、煮物にします。
欧米では。果肉をひき肉とまぜていためて詰め物にしたり、小麦粉とまぜて薄くのばして焼いたりします。