"www.welovespice.com" 〜『カリーは医食同源 越中富山の地からエスニック&スパイス料理を』
越中富山の地からスパイスと健康の情報を発信!「カリーは医食同源」を合言葉にマレー料理、スパイス料理のレシピを公開します

鶏肉

〜病後や虚弱体質、口内炎、神経性胃炎、肝疾患を癒す〜

鶏肉は手羽先や骨付きモモ肉などの骨の周りの部分にコラーゲンを非常に多く含んでいることが特徴的です。
コラーゲンは皮膚や髪、爪の形成に不可欠な材料です。
コラーゲンが不足すると肌荒れを起こしたり、血管内の細胞がはがれて出血してしまうこともあります。
鶏肉を煮込むとゼラチン質の物質がでてきますが、これがコラーゲンで、沸騰させるとゼラチン質になるのが特徴的です。
コラーゲンは鶏肉のように直接食べ物から摂取できますが、ビタミンCを多く摂取することでコラーゲン生成を助ける作用にもなります。 鶏肉を含め多くの食品から直接摂取したり、ビタミンCを摂取することで根本的な肌の健康を保ちましょう。

ニワトリは紀元前3000年にはチベット周辺地域で飼育されており、ここから東南アジアや中国、イランから地中海沿岸諸国、
ヨーロッパへと広まったとされ、飼育され始めたのは6世紀ごろといわれています。
日本で鶏肉を食べるようになったのは江戸時代末期で、明治の末には人工孵化も一般化しました。
第二次世界大戦後、養鶏はまず採卵養鶏が、次に1960年代後半に肉用養鶏が産業として発達しました。

鶏の部位

【手羽類】
手羽類は「手羽もと」「手羽さき」「手羽なか」に分けられます。
「手羽もと」は上腕部分、「手羽さき」は上腕から手羽もとを除去した残りの部分、
「手羽なか」は手羽さきから手指を除いた部分をいいます。
肉はやわらかく、脂肪やゼラチンに富み、味にコクがあります。煮物や揚げ物によく合います。
手羽もとより手羽さきのほうが濃厚な味がします。

【むね肉】
胸の部分肉で肉質は柔らかく、脂肪分が少ないので味は淡白です。
油の風味とよくあうので揚げ物などが美味しいです。

【もも肉】
足からももの付け根の部分です。肉質はむね肉より硬く筋があります。
脂肪が多く、味にコクがあります。焼き物、煮物に向いています。

【ささみ】
むね肉で手羽の内側にあり、形がササの葉に似ています。
牛・豚のヒレに相当する部分で、肉質はやわらかく、脂肪分が少なくて淡白です。
さっとゆでたり、新鮮なものは刺身でもよいです。

【かわ】
脂肪分が多くやわらかいです。味は濃厚で、胴体のものより首皮のほうが味があります。
脂肪をとって湯通ししてから、炒め物、煮物、和え物などに利用します。

鶏の副生物

【きも】
きもは肝臓(レバー)と心臓(ハツ)が一緒に売られていることが多いです。
肝臓はウシやブタのものよりやわらかく、クセがなく食べやすいです。
脂肪や筋を除き、3%程度の塩水に30分間程度漬けてからよく水洗いします。心臓は独特の歯ざわりがあります。
脂肪を取って薄皮をむいて中の血を除き、3%程度の塩水でよくもみ洗い、流水でよく洗い流して調理します。

【すなぎも】
胃袋の筋肉の部分でニワトリ独特の内臓です。脂肪がほとんどなく、こりこりと硬いのが特徴です。
臭みがないので生食もできますが、モツ焼きが一般的です。から揚げ、炒め物にも向いています。