私たちはたんぱく質、脂質、炭水化物の三大栄養素を食べ物から摂取し生きています。
この三大栄養素が体内で活用される物質に変わるために必要なのがビタミンやミネラルです。
つまり、ビタミンとはミネラルとともに体の働きをサポートする大切な栄養素です。
その中でもビタミンCには多くの効能があることが分かっています。

ビタミンCの効能を説明するに当たって欠かせないのが、ビタミンCがもつ強力な抗酸化作用です。
私たちは酸素がないと生きていけません。しかし、酸素には毒の面も持ち合わせています。
その毒性を持った酸素を活性酸素といい、老化のスピードを速めたり、
癌や動脈硬化などの生活習慣病の原因になることが分かっています。
これら活性酸素に対抗するのがビタミンCのもつ強い抗酸化作用です。
ビタミンCはビタミンE、β−カロテンとともに抗酸化ビタミンと呼ばれていて、その中でも同じ抗酸化作用を示すビタミンEを助ける働きを持つビタミンCは特に注目されています。
活性酸素はストレスや喫煙などの日々の生活から発生するのでビタミンCは私たちの健康維持において大変必要な栄養素です。 また、ビタミンCが肌にいいということはよく知られています。 人間の肌はたんぱく質で出来ていますが、そのたんぱく質の約30％を占めるコラーゲンの生成に欠かせないのがビタミンCなのです。
ビタミンCによってコラーゲンの合成が活性化されるので、細胞同士がしっかりとくっつき肌のはりを保たせることが出来ます。
そして紫外線を浴びてできてしまったメラニンによる色素沈着を防いでくれる役割もビタミンCは担っています。
長時間紫外線を浴びた後は積極的にビタミンCを摂っておくと肌の黒ずみを抑えることが出来ます。

このように、ビタミンCは健康と美容の二面から大きな力を発揮する優れた栄養素と言えます。 ただ、熱や水、光によって非常に壊れやすいビタミンなので、効率的に摂取するには食事と共にサプリメントを活用していくことをお勧めします。

ビタミンCを多く含む食材：アセロラ、赤ピーマン、パセリ、ブロッコリー、バナナなど